老後はゆったりと悠々自適の生活を送りたいと思っていても、なかなか思いどおりには行かないのが今の世の中です。
若い頃に夢を持って購入したマイホームのローンが、定年後まで残っている方も多くいるでしょう。
今回は定年後も住宅ローンが残っている場合について、原因や対策を解説します。
定年後の年代で考えられる平均収入と支出の目安について
定年後の老後には、どのような生活を送っていくようになるのか、平均的な収入と支出から考えてみましょう。
総務省の2020年「家計調査」によると、夫が65歳以上の夫婦の実収入額は257,763円、実支出額は259,304円となっています。
つまり、毎月1,500円以上の赤字が出ることになり、年数を重ねるごとにその額は増す傾向にあります。
今後さらに物価の上昇などが予想されることを考えると、支出が変わらないとは言えません。
定年を迎えた多くの方が、赤字を抱えながらの生活を送らざるを得ない可能性があります。
定年後に住宅ローンが残っていることが原因で老後破産を招く?
定年後に赤字が続いていると、貯金などを切り崩して生活をしていかなければなりません。
その上、住宅ローンが残っている場合、老後破産を招く可能性があります。
歳を重ねるごとに体が弱くなり、病気にかかるリスクも高くなってくるため、若い頃に比べて医療費がかかるようになってきます。
さらに、家も築年数が進むことで老朽化が進み、修繕費も必要になるでしょう。
収入に見合わない高額な住宅ローンを組んでいる場合や、退職金や年金が少ない場合などは老後破産の原因になりやすくなるため、注意が必要です。
定年後に住宅ローンが残っていることで破産することを防ぐ対策
定年後も住宅ローンが残っていることは、老後破産の大きな原因となってしまうので、対策を考えおく必要があります。
仕事を続ける
健康で働ける状態であれば、仕事を続けて収入を増やすようにします。
定年後も仕事を続けることには、やりがいや達成感を得られるというメリットもあるでしょう。
ローン借り換えの検討
現在の住宅ローンの金利が高すぎる場合は、住宅ローンを借り換えることを検討してみてください。
リースバックを利用する
リースバックを利用すれば、マイホームを売却しても買主に賃料を支払うことで、そのまま同じ家に住み続けることができます。
まとめ
65歳の定年を迎えてもまだ住宅ローンが残っている場合、家計を圧迫するばかりでなく老後破産を招く恐れもあります。
そのような事態を避けるためにも、今からさまざまな情報を集めておき、対策を考えておくことが大切です。
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