近年、省エネ住宅が注目を集めるのに伴い、太陽光発電を設置する住宅も増えています。
しかし、太陽光発電はランニングコストがかかるなど通常の住宅とは異なるため、売却しても買い手が見つかるか不安な方もいるでしょう。
そこで今回は、太陽光発電が設置されている家が高く売れるかどうか、また売却する方法について解説します。
太陽光発電が設置されている家は相場よりも高く売却できる？
蓄電池付き太陽光発電が設置されていると自家発電が可能となり、自宅で作った電力を家庭内で使用できるようになります。
また、電力会社に作った電力を売ることで収入を得ることも可能です。
このような利点があることから、太陽光発電がある住宅は高く売れるといわれています。
なかでもとくに高く売却できる可能性があるのは、設置してから10年未満の不動産です。
なぜなら、10年以内であればまだ太陽光発電のメーカー保証があるため、買主もメンテナンスに関する不安が減ります。
また、固定価格買取制度であるFITが適用されている場合には、10年間は多くの売電収入が期待できるからです。
太陽光発電が設置されている家を売却する3種類の方法
太陽光発電付きの不動産を売却する方法は3種類あります。
まず、売却するにあたり解体費をかけたくない場合は、太陽光発電が付いた状態で家ごと売却すると良いでしょう。
太陽光発電がほしいと思っている買主が見つかれば、お互いに費用をかけずに済むためメリットになります。
次に、今ある太陽光発電機を新しい家でも利用したい場合は、太陽光発電を移設してから家を売却する方法があります。
ただし、移設には許可が必要となり必ず移設できるわけではないため、事前に確認しましょう。
最後に、太陽光発電を解体して家だけ売却する方法もありますが、売主側は解体費用を負担しなければなりません。
太陽光発電が設置されている家を高く売却するためのコツ
少しでも高く売却するためのコツは、実際の収支データを見せてアピールするほか、しっかりとメンテナンスをしておくことです。
太陽光の収支がプラスであれば、売電収入によって利益が見込めるため、高額での売却が期待できるでしょう。
一方、収支がマイナスであっても、きちんと情報を開示することによって信頼を得られます。
また、売却前にメンテナンスをしておくことで買主の評価が上がり、高く売却できる可能性が高くなります。
そのほか、蓄電池とセットで売却すると買主にとってのメリットがさらに大きくなるでしょう。
売電収入に加え、電気代も抑えられるためセットのほうが需要が高く、高額での売却も期待できます。
ただし、場合によっては売却価格が赤字になる可能性があるため注意が必要です。
まとめ
太陽光発電付きの家は、相場よりも高く売れる可能性があります。
より高く売却したい場合には、設置から10年以内に売却するのがおすすめです。
住宅のプロと相談しながら自分にあった売却方法を見つけましょう。
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