近年、増え続ける空き家は、管理がされておらず、近隣トラブルに至るケースが考えられます。
そこで今回は、空き家の雑草の管理をしなければならない理由と対策方法、業者に依頼するメリットと費用をご紹介します。
ぜひ、空き家を所有している方やこれから不動産相続する方は参考にしてください。
空き家の雑草の管理が必要な理由とは？
空き家の雑草の管理が必要な理由は、雑草を放置したことで地域の景観の悪化や害虫発生の原因となり、近隣トラブルに発展しやすいことや空き家の敷地内に不法投棄される可能性があるからです。
また、不法侵入者や空き巣に狙われたり、犯罪組織の隠れ場などに使われたりと治安を悪化させるケースや、タバコのポイ捨てやゴミなどを原因として火災の発生リスクもあります。
そのため、自治体の管理条例などに規定を設けている地域もあり、雑草を放置している空き家には、勧告が通知されることもあるでしょう。
なお、したがわなければ罰金が課せられるケースもあります。
空き家の雑草対策はどうすれば良い？
空き家の雑草対策では、刈ったあとに砂利や除草シートを敷いたり除草剤をまいたりして雑草が生えてこない環境をつくる方法や、グランドカバーとなるハーブなどを植える方法があります。
また、空き家管理の業者に定期的な草むしりの依頼や管理を任せることで、手間などが省けるでしょう。
なかでもグランドカバーは、地面を雑草以外の植物で埋める方法のため、手入れが簡単なことで注目されています。
ただし、植えるのは多年草でなければならない、などの条件があります。
おすすめは、シバザクラやアップルミント、ヒメイワダレソウなどです。
雑草対策よりもガーデニングなどに興味がある方には向いている方法といえるでしょう。
空き家の雑草対策を業者に依頼するメリットと費用
業者に依頼するメリットは、自分の手間暇をかけず、体力的な負担がかからない点です。
その一方で、費用がかかる点がデメリットです。
しかし、業者に依頼することで雑草対策はもちろん、空き家の管理もお願いすれば、住宅の劣化を防ぎ、特定空き家指定のリスクを逃れることが可能となります。
また、プロのため、専門的な知識はもちろん、道具も揃っており、より高い効果が見込めます。
費用は、雑草除去で50㎡あたり7,500〜25,000円ほどが目安です。
使用する機械や草の高さなどにより、費用は業者ごとに異なります。
そのため、事前に見積もり依頼をおこなうと良いでしょう。
なお、雑草対策だけでは、固定資産税の減税措置がなくなる特定空き家指定へのリスクを軽減できません。
総合的な空き家の管理を検討することがおすすめと言えます。
まとめ
空き家の雑草問題は、害虫などの発生の原因や犯罪の温床になるなどのリスクがあるため、対策が必要です。
なお、自分でおこなうことも可能ですが、時間や体力を奪われてしまうため、定期的な業者へ依頼や空き家の管理自体をお願いすることがおすすめと言えます。
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