日本国内には大小さまざまな道路があり、多くの建物が道路に接しています。
あたりまえのように感じていますが、建物が道路に接していることはとても大切です。
今回は未接道物件とはどのようなものか、また、売却することはできるのか、その際の方法についても解説します。
未接道物件とは
未接道物件とは、国内を通っている道路と接していない建物を指します。
道路と接していない建物は通行できなかったり、災害時に救助に行けなかったりとさまざまな問題があります。
そのため、このタイプの物件は建物を建築するうえで制限を設けられています。
ここでは、未接道物件に該当する4つのタイプをご紹介しましょう。
●敷地が接している道路の幅が4m未満と狭い
●広い道路沿いであっても、道路に接している間口が2m未満
●旗の形をした旗竿地で、道路に接している部分が2mに満たない
●四方を他の方が所有する土地や川、崖に囲まれた袋地
未接道物件は売却できる?売却が難しい理由をご紹介
未接道物件は建物を建築できないため、売却することはできるとしても、スムーズに売ることは難しい傾向にあります。
もともと建っていた建物を建て替えることもできないため、売却額が相場の50~70%ほどに下がることもあるでしょう。
未接道物件が売りにくい理由には、もう1つ住宅ローンの問題が挙げられます。
未接道の物件は問題がある不動産とみなされ、住宅ローン審査にとおりにくい傾向にあり、買手の資金調達のしづらさも大きな要因となります。
未接道物件を売却する方法
売ることが難しい未接道物件を売る方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、このタイプの建物であってもリフォームをすることはできるため、リフォームをして賃貸物件として売る方法があります。
また、隣地をプラスすれば接道義務を果たせる場合、隣地を買い取って合わせることで売りやすくなります。
もしも隣地も未設道の場合は、2つの土地を合わせることで再建築可能なる旨を伝えることで、買い取りに応じてくれる可能性もあるため、打診してみる価値はあるでしょう。
まとめ
未接道物件とは、決められた条件で道路に接していない敷地のことを言い、建物の建築に制限があることから、売却が難しいとされています。
未接道物件にはいくつかのタイプが存在します。
売却を検討している未設道物件の特徴をしっかり把握したうえで、どのような方法で売れば効率的かを検討するようにしましょう。
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