
賃貸物件で使用されるクッションフロアは、見た目や手入れのしやすさから多くの物件で採用されています。
しかし、退去時には、どこまで原状回復を求められるのか迷うことは少なくありません。
本記事では、クッションフロアの原状回復の範囲と、よくある修繕事例について解説いたします。
賃貸物件で必要なクッションフロア原状回復範囲
賃貸物件の床材として、広く使われているクッションフロアは、耐水性や耐久性が高く、施工も簡単なことから人気です。
ただし、使い方や年月の経過で傷や汚れができる場合があります。
原状回復の範囲は、損傷の原因や程度によって変わり、故意や過失によるものは借主が修繕費を負担します。
たとえば、大きな傷や穴があると、全面張替えが必要になることもあるでしょう。
対して、経年劣化や自然使用による汚れは、通常の清掃で済む範囲とされているのが一般的です。
クッションフロアの耐用年数は、およそ6~8年ですが、使用頻度やメンテナンス状況によって差があります。
耐用年数を超えると、色褪せや表面劣化が進み、見た目や機能に影響が出やすくなります。
そのため、定期的な点検と適切な手入れが大切です。
修繕費用は、損傷の範囲や場所により変動し、部分修繕なら少額で済む場合もありますが、広範囲の場合は全面張替えが必要になることもあります。
契約書には、費用負担の範囲や割合が記載されていることが多いので、入居時に確認しておくと安心です。
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クッションフロアのよくある原状回復が必要な損傷ケース
クッションフロアのよくある損傷例には変色、カビ、えぐれ、タバコの焦げ跡があります。
変色は、日光や洗剤の影響で起こることが多く、直射日光が当たる部分や化学物質を使った掃除で、色が変わることがあります。
広範囲の変色は部分修繕が難しく、全面張替えの対象になる場合があるため注意しましょう。
カビは湿気が多く、換気が不足する場所で発生しやすく、裏面にまで繁殖すると健康被害を招く恐れもあります。
そのため、防止策としては、換気と湿度管理が大切で、発生したら専門業者に依頼することが望ましいです。
また、クッションフロアのえぐれは、家具の移動や重い物の落下で起きやすいです。
小さなえぐれなら補修材で直せますが、深い傷や広範囲になると、全面張替えが必要になることがあります。
さらに、タバコの焦げ跡は喫煙によるもので、小さな焦げは補修シートで対処可能ですが、広範囲や臭いが残る場合は全面張替えが適切です。
焦げ跡を防ぐには、賃貸物件内での喫煙を禁止するか専用場所を設けることが効果的です。
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まとめ
クッションフロアの原状回復は、損傷の原因や程度に応じて対応が変わります。
故意や過失による損傷がある場合、借主が修繕費用を負担する義務があります。
変色やカビ、えぐれ、タバコの焦げ跡などのケースには、それぞれ適切な対処法をおこなうことが大切です。
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