マイホームの購入を検討するにあたって「長期優良住宅」という言葉を耳にすることがあるはずです。
しかし、長期優良住宅とは具体的にどのような住宅のことをいうのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、長期優良住宅の概要とその認定条件や購入するメリット・デメリットを解説します。
長期優良住宅とはどのような住宅なのか?
長期優良住宅とは、「長期間にわたり、良好な状態で使用するために必要な対策が講じられている家」のことです。
2009年6月に認定制度が開始され、一定基準を満たした住宅は「認定長期優良住宅」に認定されるようになりました。
長期優良住宅に認定されるために必要な条件には以下のようなものがあります。
●断熱性能に優れている
●省エネルギー性設計である
●数世代にわたって居住できる構造である
●耐震性が高い
●配管などのメンテナンス性が高い
●内装や設備の点検・補修がしやすい
項目別に等級や基準値といった明確な基準を設け、判断しやすくしています。
長期優良住宅を購入するメリットは?
長期優良住宅を購入するメリットのひとつに、住宅ローン控除における優遇を受けられることが挙げられます。
一般的な住宅の場合だと控除額の上限は3,000万円ですが、長期優良住宅に認定されていれば最大5,000万円の控除を受けることが可能です。
さらに、固定資産税の減税期間も延長されます。
一般住宅の場合は一戸建てで3年、マンションだと5年ですが、長期優良住宅の場合は一戸建てが5年、マンションが7年です。
そのほかにも、不動産取得税や登録免許税などいくつかの減税が受けられるので、計算してみると良いでしょう。
長期優良住宅を購入するデメリットは?
長期優良住宅には、建築費用が高額になるというデメリットがあります。
住宅性能を高めるために構造部材や住宅設備のグレードをアップする必要があるため、必然的に建築にかかるコストが割高になってしまうのです。
工期も一般的な住宅より数か月ほど長くなってしまう可能性があります。
また、定期的なメンテナンスが欠かせません。
事前の計画どおりに維持保全を実施しなかった場合、認定を取り消されることもあるのです。
メンテナンス履歴の作成や保全も必要になるので確認しておきましょう。
まとめ
長期優良住宅は税制面や金利面でさまざまなメリットを受けられますが、建築コストが高額などのデメリットもあります。
その両方を比較したうえで、メリットとデメリットのどちらの影響が大きいかを考えてみると良いでしょう。
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