空き家を売却する手段として空き家バンクを利用する方法があります。
空き家バンクとはどのような仕組みなのでしょうか。
メリットやデメリット、空き家バンクを利用する流れについて解説します。
不動産売却に利用できる空き家バンクとは?
空き家バンクとは、1990年代に始まった自治体や自治体から委託された企業が運営する空き家専門の不動産情報提供サービスです。
空き家を持っている人が空き家の不動産情報を登録して、空き家を利用したい方に情報を提供する仕組みを運営する特定非営利活動法人です。
空き家バンクが設立された背景には、空き家が増え続けて社会問題化するなかで、空き家を流通させることで地域の過疎化を防止したいという自治体の意図があります。
しかし、現在も空き家は増え続けています。
空き家バンクを利用した不動産売却のメリットとデメリット
空き家バンクを利用した際のメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
最大のメリットは、仲介手数料無料で空き家を売却できることです。
立地などの条件が悪く、不動産業者がいない地域でも登録できるため買主を探す間口が広がります。
空き家バンクに登録すると、自治体によって補助金や助成金が適用される場合があります。
デメリット
最大のデメリットは、仲介業者が不在なため売主と買主の直接交渉となり、トラブルが起きやすく解決も難しい点です。
トラブルが起きても自治体や空き家バンクが責任を取ってくれるわけではなく、自分たちで解決せねばなりません。
購入希望者が現れたら、売主が成約までの手続きをしなければならず、手間がかかります。
すべての自治体に空き家バンクがあるわけではなく、2022年5月の時点で空き家バンクに参加している自治体は889であり、普及が十分ではありません。
不動産売却時に空き家バンクを利用する流れとは?
空き家バンクを利用する流れについて解説します。
最初に不動産物件の所在する自治体に空き家バンクがあるかを確認します。
空き家バンクがあれば、書類を提出して登録しますが、登録できる物件には条件があります。
登録条件は、登録申請する自治体に売却物件が存在し、不動産会社と媒介契約をしておらず、建築基準法を遵守し、自治体の最高責任者が不適切だと判断せず、正しく相続登記がおこなわれていることです。
自治体の職員による物件の現地調査に立ち会ったのち、空き家バンクへ登録され、情報が公開されます。
購入希望者が現れたら自治体職員と内見に立ち会い、売買契約の締結へと進みます。
ただし、前項でも述べたとおり、空き家バンクを利用した売却は、不動産会社に仲介を依頼するのに比べて、トラブルが起こりやすく、手続きにも手間がかかります。
当社では空き家も扱っており、お客様にご納得いただけるように進めて参ります。
空き家の売却をお考えの際には、当社へご連絡ください。
まとめ
空き家バンクとは主に自治体が運営する空き家の情報提供サービスです。
空き家バンクのメリットは、無料で登録できる点ですが、売主と買主の直接交渉となるため、トラブルが起きやすいのがデメリットです。
空き家バンクへの登録は自治体の担当課でおこないます。
分譲マンションオーナーで売却や賃貸を考えている方のご相談は、私たちシアーズ株式会社にお任せください。
お客様のご希望に真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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