
賃貸物件を探すとき、管理費が何に使われているのか疑問に感じたことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
管理費の仕組みや相場、管理費がかからない物件との違いを知らずに選ぶと、思わぬ損得が生じることもあります。
本記事では、管理費の基本的な意味や相場、管理費なし物件との違いについて解説いたします。
管理費とは
管理費とは、賃貸物件の共用部分を維持・管理するために入居者が毎月支払う費用です。
主にエントランスや廊下、エレベーター、ゴミ置き場などの共用スペースの清掃や点検、防犯設備の光熱費などに使用されているのが特徴です。
また、管理人が常駐している物件では、その人件費にも充てられることがあります。
似た言葉に「共益費」がありますが、実際にはほぼ同じ意味で使われています。
共益費のほうが、若干範囲が狭いとされる場合もありますが、実務上は明確な区別がないことが多いです。
名称の違いよりも、どのような費用に使われるのかを確認することが大切です。
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管理費の相場
管理費は物件ごとに設定されており、法律で上限や下限が決まっているわけではありません。
一般的には、家賃の5〜10%がひとつの目安とされています。
統計上では、全国平均の共益費・管理費は家賃の約8%前後というデータもあります。
物件の築年数や設備の内容によっても金額は変動し、新しい建物や設備が充実している場合は、高くなる傾向にあるのが特徴です。
たとえば、防犯カメラや宅配ボックス、オートロックなどが備わっていると、それに応じて管理費も上がることがあります。
さらに、タワーマンションなどでは共用施設が多いため、管理費が高額になる場合もあります。
同じ建物でも、部屋の広さや入居時期によって金額に差が出ることがあるため、契約前の確認が欠かせません。
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管理費なし物件との違い
管理費が「なし」とされている物件でも、実際は家賃に含まれているケースが多く見受けられます。
一見するとお得に感じますが、家賃にまとめられていることで、初期費用や更新料の計算が変わることがあります。
敷金や礼金、仲介手数料が家賃を基準に算出されるため、管理費が別になっている物件よりも高くなる可能性があることに注意しましょう。
一方で、家賃補助制度を利用する場合、家賃のみが補助対象となることが多く、管理費込みだと補助額が減るケースもあります。
また、管理費が0円の物件は、実際の管理状況がどうなっているのかをよく確認することが大切です。
共用部分の清掃や設備の点検が不十分である場合、入居後に不満を感じる可能性があります。
このように、金額だけで判断せず、内容や条件をしっかり比較検討することが大切です。
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まとめ
管理費は、共用部分の維持や清掃、防犯などに充てられる費用であり、共益費とほぼ同じ意味合いです。
その相場は、家賃の5〜10%が目安となり、建物の設備や仕様によって異なります。
管理費なし物件は、家賃に含まれている場合が多く、補助制度や費用の計算方法によっては損得が生じることがあります。
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