古民家とは、明確な定義はありませんが、おもに建築後50年以上が経過した建物を指す言葉です。
古い建物のなかでも古さゆえの魅力や独特な雰囲気をもつものを、古民家と呼ぶことが多くなっています。
今回は古民家をリノベーションする魅力と費用、利用できる補助金について解説します。
古民家を所有している方、古民家を活用したビジネスを検討している方はぜひ参考にしてください。
古民家をリノベーションする魅力
古民家をリノベーションする大きな魅力は、古民家ならではのレトロな雰囲気や構造を活かした建物が造れることです。
土間や縁側、古い建物独特の香りなどは、新築の建物ではなかなか再現できません。
水場や暖房など生活に必要な設備を最新のものにリノベーションすれば、古民家の持ち味を保ちつつ快適な建物ができあがります。
また、古民家の梁や柱には現在手に入りにくいヒノキやケヤキなどが多く使われており、強度が高いのが特徴です。
必要に応じて耐震補強工事をおこなえば、築年数が経過した建物でも安心して居住できます。
そして、費用面のメリットも見逃せません。
建物の固定資産税は築年数によって税額が決定されるため、古民家を建て直すのに比べて税額が低くなります。
補助金や支援制度が多く用意されているため、リフォームに関する出費が抑えられるのも大きな魅力です。
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古民家をリノベーションする際の費用
古民家は強度の高い建材が使われている一方、耐震性に関しては現在の基準を満たしていないものが多く見られます。
また、断熱性も新しい住宅に比べると低いため、リノベーションではこれらのポイントを改善しなければいけません。
そのため、リノベーションの費用としては最低でも150万円から200万円程度を想定しておく必要があるでしょう。
具体的な金額は、物件の状態やリノベーションの内容によって変わってきます。
実例を見ると、築60年の古民家の外壁をリノベーションする費用は170万円程度です。
築100年を超える古民家の外壁と屋根のリノベーションに、900万円程度の費用がかかった事例もあります。
設備を入れ替えた大規模なリノベーションでは1,000万円以上の費用がかかるケースも多く、大きく手を加える場合の相場は1,500万円程度です。
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古民家をリノベーションする際に利用できる補助金
古民家をリノベーションする際には、耐震補強に関する補助金、省エネ住宅に関する補助金、バリアフリー化に関する補助金などが利用できます。
また自治体によっては、古民家の解体や古民家再生に関して独自の補助金を設けているところもあります。
それぞれ利用できる条件が異なるため、リフォームを計画する際にまずは自治体に確認してみると良いでしょう。
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まとめ
古民家はリノベーションをしてから活用することで、レトロな構造と雰囲気を活かしつつ、固定資産税を安く抑えられます。
ただし、耐震性や断熱性を向上させるリノベーションの費用は高額になりがちなので、補助金をうまく活用し費用を節約すると良いでしょう。
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